頸肩腕症候群について


頸肩腕(けいけんわん)症候群とは

PCテイクのつく授業が増えてきてテイカーさんの人数も増えています。
聴覚障害学生の情報保障の環境は整いつつあります。
情報保障の環境を整えるのと同時に情報保障者の健康管理についても考えないといけません。

PCテイク・ノートテイクをする人に多いのが「頸肩腕症候群」です。
頸肩腕症候群とは…、

腕や肩、頸部の筋肉などに負担が集中すること、および手話通訳は同時通訳なので、高度の集中力と緊張状態を保ち続けなければならず、きわめて高度な頭脳の働きが要求されます。

それらの原因により、手指や肩、頸部の筋肉や関節、腱等に痛みを生じ筋力が低下します。
それだけではなく、全身の倦怠感や不眠、イライラなどの精神症状も伴います。

手話通訳.com:頸肩腕症候群とはより

上記引用の通り、「腕や肩の筋肉に負担がかかること」と、「同時通訳であること」は
要約筆記・PCテイクであっても全く同じです。
ですので、予防のためのポイントも似ています。

大原則は「やりすぎないこと」、「異常をを少しでも感じたら休むこと」です。
無理をして続けて悪化したら長期化してしまいます。

また、入力作業時には快適に作業できる環境を整えることも重要です。
・冷房の直撃を避ける場所
・背もたれのある椅子
・適切な高さの机
・適度の画面の明るさ
・長時間の場合は適度な休憩
これらのことを心がけてみてください。